草津 Breaking News

草津温泉のアレコレを紹介します。

2023年 明けましておめでとうございます。

明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

 

晦日ゆく年くる年では草津温泉にも中継が入っていました。

今年もその素晴らしい温泉で多くの人を癒してほしいと願うばかりです。

再開発された裏草津の足湯にも多くに人が集まり、賑わいを見せていました。

 

例年ですと湯治客が集まり、無病息災を祈念して年越し入湯が行われていましたが、時間湯が廃止になった今、その伝統は途切れてしまっているようです。

 

このまま開発、開発と集客に突き進む姿には本来の草津温泉の温泉文化というものからはかけ離れていくのではないかと年初から心配でなりません。

草津温泉で最大源泉からの温泉供給量が4割低下 パイプ老朽化で漏水か

引用元https://www.jomo-news.co.jp/articles/-/212597

草津温泉群馬県草津町)で最大の湧出量を誇る万代鉱源泉からの温泉供給量が4割ほど低下していることが5日分かった。町によると、源泉の湧出量自体に変化はないものの、源泉から温泉を運んでいるパイプが老朽化し、途中で温泉が地中に漏れ出ていることが原因という。温泉旅館などへの供給には影響ないが、これから一部道路での融雪利用が本格化する季節に入るため、町は復旧を急いでいる。 (引用ここまで)

 

草津温泉で最大湧出量をほこる万代鉱源泉のパイプから漏水したそうです。元記事を読んでいただけるとわかるのですが、融雪分のお湯を削って、旅館への供給は減らさないそうです。最初に温泉漏れが起こったのは9月21日頃だそうです。なぜ発表まで時間がかかったのでしょうか?建設中の温泉門と何か関係があるのでしょうか?

雪の時期に草津温泉に行ったことがある方なら知っていると思うのですが、途中の山道は雪が積もっていても、町内はほとんど積もっていません。これは道路の下にパイプを通してそこに温泉を流すことで、温泉の熱で雪をとかしているのですね。これが記事にある融雪利用というやつです。

融雪できないと一番困るのは住んでいる町民の方です。特に高齢者が多い町なので普段の生活にも困難が生じるのではないかと思います。早く治って欲しいものです。

 

破裂したパイプは50年前に敷設されたものだそうです。この問題が深刻だなと思ったのはおそらくこれからも、ほかの場所でパイプの破裂が起こるのだろうなということです。全国的に社会インフラの老朽化が問題になっていますが、草津町も例外ではなく、というか傷みやすい酸性の温泉の配管がある分より深刻な問題になっています。

 

パイプを直すにはお金も時間もかかります。草津町の財政は今はふるさと納税で潤っているようですが、それを将来にわたって頼りにするわけにもいかず、かといって人口は減少に歯止めがきかず、1980年には9341人でしたが、2022年現在は6088人、2040年には4318人とピーク時の半分以下になる予想です。(https://www.town.kusatsu.gunma.jp/www/contents/1489904354114/files/sougou.pdf

当然税収も落ちていきますので、現在の社会的インフラを維持することも難しくなるのではないかと思うのですが、なぜか草津町長は温泉門なるもの造っているんですよね…。風が強く毎年一番凍結しやすい場所にカーブを描く温泉門、事故は大丈夫でしょうか、心配です。キチンと今後の維持についても議論されているのでしょうか。